従来の懸念を覆す研究結果
長年、スマートフォンやSNS、オンラインゲームの利用は、若者のメンタルヘルスを悪化させる主な要因であると考えられてきました。しかし、何千人ものティーンエイジャーを対象とした最新の大規模な追跡調査の結果、デジタルデバイスの使用時間とメンタルヘルスの悪化との間には、これまで信じられてきたほどの強い因果関係は見られないことが示されました。
この研究は、数年間にわたり若者たちの生活を追跡し、利用時間と幸福度の変化を分析したものです。その結果、SNSやゲームに費やす時間が、孤独感や抑うつ症状の直接的な引き金になっているという証拠はほとんど得られませんでした。
利用時間よりも「何をしているか」が重要
研究者たちは、単にスクリーンを見ている「時間」を問題にするのではなく、デジタル空間で「どのような体験をしているか」に注目すべきだと指摘しています。SNSを通じて友人と健全なコミュニケーションを取ったり、ゲームを通じてコミュニティに属したりすることは、むしろ孤独感を和らげるポジティブな側面も持っています。
若者のメンタルヘルス不調には、家庭環境、学校での人間関係、睡眠の質、経済的な状況など、デジタルデバイス以外の複雑な要因が絡み合っています。テクノロジーを一方的に原因と決めつけるのではなく、多角的な視点から子供たちの生活を支える必要があることが、この研究から浮き彫りになりました。
ヒトメンタリーのひとこと

ゲームへの向き合い方は、
時間よりも「質」が大切なのかもしれませんね。
今回のニュースの出典
さらに詳細な研究内容に興味がある方は、原文も併せてご確認ください。
参照元:New large study finds little evidence that social media and gaming cause poor mental health in teens
出典:PsyPost https://www.psypost.org/new-large-study-finds-little-evidence-that-social-media-and-gaming-cause-poor-mental-health-in-teens/
